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ブロード生地とは?特徴・シーチングやオックスとの違い・向いているものづくり
きちんと感のあるシャツやブラウスを作りたい。そんなとき真っ先に候補へ挙がるのが「ブロード」です。この記事では、ブロードの特徴と、よく比較されるシーチング・オックス・ローンとの違いを生地屋の視点で整理します。
ブロードとは
ブロードは、細い糸を高密度に打ち込んだ平織りの生地です。経糸(たていと)の密度を緯糸(よこいと)よりぐっと高くして織るため、生地の横方向にごく細かい畝(うね)が走るのが構造上の特徴。この緻密さが、なめらかな手ざわりとほのかな自然なツヤを生みます。※光沢の強いサテン(朱子織)とはまったく別の生地です。英語ではbroadcloth、ヨーロッパではポプリン(poplin)とも呼ばれます。ワイシャツやスクールシャツに使われてきた、まさに「シャツのための生地」です。
ブロードの特徴
- なめらかな表面とほのかなツヤ——高密度ならではのフラットな質感。サテンのようにテカテカ光るのではなく、あくまで控えめな上品さです。
- ハリとコシ——襟やカフスがきれいに立つ。パリッと仕上げたいアイテム向き。
- プリントが精細に出る——目が詰んでいるため、細かい柄もシャープに再現されます。
- しわは出やすめ——綿100%のブロードはアイロンがけ前提。この「きちんと感」とセットの性格です。
他の生地との違い
| 生地 | 風合い | 向く用途 |
|---|---|---|
| ブロード | 高密度平織り・なめらか・ほのかなツヤ | きれいめシャツ・ブラウス |
| シーチング | 薄めで最も一般的な平織り | シャツ・小さめの袋物 |
| オックス | 2本引き揃えの斜子織・ふっくら | カジュアルシャツ・バッグ |
| ローン | とても細い糸の薄手平織り・透け感 | ブラウス・ハンカチ |
こんなものづくりに
ワイシャツ・ブラウス・シャツワンピース、パジャマ(肌ざわりがよく洗うほどなじむ)、なめらかで肌ざわりの良い内布・裏地、制服・ユニフォーム系のきちんと見せたいアイテム。逆に、ざっくりした風合いが欲しいならオックス、ラフな小物や試作にはシーチング——適材適所で使い分けるのがプロの選び方です。
Greentexのブロード(ポプリン)
Greentexは、台湾オリジナルデジタルプリント生地の日本正規代理店です。シーチング・オックス・ダブルガーゼの台湾柄に加えて、ポプリン(ブロード)生地の取り扱いもあります。きめ細かなブロードは細かい柄がシャープに出るので、オリジナルプリントとの相性は抜群。既存柄は10m〜、完全オリジナルの別注(OEM)は100m〜、約2ヶ月で承ります。工場でサンプルを作成し、ご確認後に本生産へ(本生産に進む場合、サンプル費用は無料)。
よくあるご質問(ブロード編)
Q1. ブロードとポプリンは同じものですか?
ほぼ同じものを指します。日本で「ブロード」と呼ばれる高密度平織りのシャツ地は、ヨーロッパでは「ポプリン」と呼ばれることが一般的です。どちらも経糸を高密度にした平織りで、横方向の細かい畝と、ほのかなツヤが特徴です。なお、光沢の強いサテン(朱子織)とはまったく別の生地です。
Q2. ブロードとシーチング、どちらを選べばいいですか?
きれいめに仕上げたい衣類(シャツ・ブラウス)ならなめらかで光沢のあるブロード、ナチュラルな風合いの小物や試作なら扱いやすいシーチングがおすすめです。同じ平織りでも、糸の細さと密度で顔つきがまったく変わります。
Q3. 洗濯で縮みますか?しわになりますか?
綿100%のため、洗濯で多少縮みます(綿の織物の目安は3〜5%前後)。製作前の水通しと、乾燥機を避けることが基本です。また高密度織りの性質上、しわは出やすめ。脱水を短めにして形を整えて干し、アイロンで仕上げると、ブロードらしいパリッとした表情になります。
Q4. 家庭用ミシンでも縫えますか?
縫えます。ブロードは薄手〜中肉の生地なので、9〜11号針と60番の糸が目安です。目が詰んでいて縫い目が安定しやすく、ミシン初心者のシャツづくりにも向いています。
Q5. ブロードにオリジナルプリント(OEM・別注)はできますか?
できます。Greentexは台湾オリジナルデジタルプリント生地の日本正規代理店として、ポプリン(ブロード)へのプリントのご相談を承ります。既存柄は10m〜、完全オリジナルは100m〜・約2ヶ月が目安です。詳しくはカスタム制作へ。