GREENTEX BLOG
デジタルプリント生地とは?特徴・捺染との違い・向いている用途を解説
「オリジナル柄の生地を作りたいけれど、大量ロットは無理…」——その悩みを解決したのがデジタルプリントです。この記事では生地商社の立場から、デジタルプリントの仕組み、従来の捺染(スクリーンプリント)との違い、向いている用途を解説します。
デジタルプリントとは
デジタルプリントは、デザインデータをそのままインクジェット方式で生地に直接プリントする技法です。紙のインクジェットプリンターの「生地版」をイメージすると分かりやすいでしょう。Greentex の台湾生地は反応染料インクを生地へ直接噴射する直噴方式でプリントしています。反応染料は綿の繊維と化学的に結合して発色する染料で、綿100%の生地と相性の良い方式です。
デジタルプリントの強み
- 版が要らない——従来の捺染は色ごとに「版」を作るため版代が高額。デジタルは版代ゼロで、小ロットでも始めやすい。
- 色数・グラデーション自由——捺染は使える色数に上限がありますが、デジタルは写真のようなグラデーションや水彩タッチもそのまま再現できます。
- 細かい柄がシャープ——細密画・小さなモチーフ・繊細な線もつぶれにくい。
- 追加生産で柄がブレない——データ管理なので、リピート時も同じデザインを再現(ロット間のわずかな色差はご了承ください)。
- 環境にやさしい——従来の染色に比べ水の使用量を抑えられ、必要な分だけ作る小ロット生産は余剰在庫の削減にもつながります。
捺染(スクリーンプリント)との違い
| デジタルプリント | 捺染(スクリーン等) | |
|---|---|---|
| 版代 | 不要 | 色数分必要(高額) |
| 小ロット | ◎ 既存柄10m〜/別注100m〜 | △ 大ロット前提 |
| 色数・グラデ | 制限なし・写真調OK | 色数に上限 |
| 細かい柄 | ◎ シャープに再現 | 細線はつぶれやすい |
| 大量生産の単価 | 大ロットはご相談 | 大量では割安 |
まとめると、少量多品種・デザイン重視ならデジタルプリント、単純な柄の超大量生産なら捺染が向いています。多品種少量の時代に選ばれているのがデジタルです。

こんなものづくりに向いています
ベビー・キッズブランドのオリジナル柄(ダブルガーゼ)、雑貨・バッグブランドの別注柄(オックス・シーチング)、企業ノベルティ(ハンカチ・ポーチ)、ハンドメイド作家の「自分柄」、テスト販売やクラウドファンディングの小ロット生産。ダブルガーゼ・シーチング・オックスなど素材の解説も合わせてどうぞ。
台湾のデジタルプリント工場の「いま」
提携先の台湾工場では、生産管理にAIを導入し、品質と納期の安定化を進めています。需要の高まりを受けて最新機を2台増設し、生産体制を強化しました。オリジナルプリントの需要は年々高まっており、特に年末に向けては注文が集中します。お急ぎの案件や納期の決まった案件は、早めのご予約をおすすめします。
Greentex のデジタルプリント生地
Greentex は台湾オリジナルデジタルプリント生地の日本正規代理店。台湾の提携工場で反応染料インクジェット直噴プリントした生地を、日本向け品質基準で検品してお届けしています。日本の大手手芸チェーン店でも販売されている実績があり、品質は日本製と同等。既存の台湾柄は10m〜、完全オリジナル(OEM・別注)は100m〜・約2ヶ月です。工場でサンプルを製作し、ご確認後に量産に進みます(量産時はサンプル費無料)。
よくあるご質問(デジタルプリント編)
Q1. デジタルプリントの生地は色落ちしませんか?
反応染料は繊維と結合して発色するタイプの染料で、通常のお洗濯でお使いいただけます。濃色は初回は単独洗い・陰干しがおすすめです(詳しくはお手入れFAQ)。風合いと発色は、まず無料サンプルで実物をお確かめください。
Q2. 版代はかかりますか?
かかりません。版を作らずデータから直接プリントするのがデジタルプリント最大の利点で、小ロットのオリジナル生地が現実的な価格で作れます。
Q3. 最小何mから作れますか?
既存の台湾柄は10m〜、完全オリジナルのプリント(OEM・別注)は100m〜・約2ヶ月が目安です。
Q4. どんな生地にプリントできますか?
綿100%の8素材(20番手シーチング・10番手厚手シーチング・オックス・ツイル・ダブルガーゼ・トリプルガーゼなど)に対応しています。用途に合わせてお選びください。
Q5. データは何を用意すればいいですか?
高解像度データ(300dpi目安)をご用意ください。AI・PSD・PNG・JPGなど主要形式に対応し、連続柄のリピート調整もご相談いただけます。